核融合に対する私の立場



脱原発デモのあと、様々な方が告知をしますが、その中に、核融合の実験に対する反対署名の動きがあった。

たぶん、国への不信などから無理からぬ反応だとは思うんだ。でも、ゴメン。私、それには署名できない。

というのは、私は2030年までに原発ゼロのパブリックコメントにも書いたんだけど、核融合の賛成派だからです。

危険がゼロかと言えばゼロじゃないです。でも、ごみ焼却炉に飛び込んで安全だと思う人も居ないわけで、あとは管理の問題だと思う。

中性子、出ます。そういう意味では危険です。でも、これを水で受け止めて熱に換えて発電するというのがまぁ荒っぽい理解ですが、正直なところ、原発と逆で、暴走させるのがむしろ難しい技術という理解をしています。

要するに、手を離したら止まるわけ。

地上に太陽を作るイメージは持たない方がたぶん正解。

原理は確かに水爆と同じと言えばイメージ悪いですが、ろうそくもダイナマイトも同じ燃焼反応だと言われたら極論でしょ?(それよりは近いかな?)

今あるエネルギーはず枯渇する。

その代替とするには適切なところじゃないかなぁ?

融合炉そのものは放射化するでしょう。でも基本的には死の灰はできないし、管理可能なレベルのものだけの筈。(これがひっくり返るなら、すぐに反対派に回りますが)

私がこれを推す理由はもうひとつあって、核種変換の駆動源にできるのではないかと言うことです。

まぁ、核種変換というのは、現代の錬金術。通常は実験的に加速器とか使ってごくわずか原子を変換するだけですが、核融合が軌道に乗るなら、ぜひその中性子を無駄なく使って、発電だけじゃなくて使用済み核燃料の無害化の研究しましょうよ。技術開発100年かけてもいいよ、どうせ10万年保管なんだから。

巨費は掛かるけど、それならペイする技術だろうと、私は思う。

と言うことで、核融合の研究に賛成票一票投じます。