望ましい民主主義とは

昼に短めの文章(d:id:kyrina:20130314:p1)をアップしてから考えを何度か巡らせた。

基本的に、民意を政治に反映させるためには、選ばれた政治家の集団は民意の縮図でなければならない筈だ。

しかし、現在の小選挙区制+比例代表区はその原理からはどうやら外れている(まぁ、野党の戦略も悪く、連携も取られていなかったが)。

小選挙区制というのは、言うまでもないことだが、その選挙区からただ一人の候補が勝ち残り、残りの意見は切り捨てる結果になる。

ひどく悪い例えにはなると思うが、ひとつの選挙区に三人の候補がいて、きれいに票が割れ、得票率が33% 33% 34%となった場合、34%の候補が勝ちのこり、66%の民意は切り捨てられる。

そこを比例代表でカバーすると言うことだが、どうもこの小選挙区制を採用することに強い違和感を覚えるわけだ。

二大政党制に移行しやすいと言う議論の元に導入されてきた制度ではあるが、私はやはり中選挙区制への回帰を期待したい。

単純に戻すだけでは無意味だし議論も要するが、一票の格差問題の是正も踏まえて、議論の一案として考えてみて欲しい。