祈り *1

何故、人は知っていながら、気づかないのだろう?
何故、愚かしい事々を、何度も繰り返すのだろう?
自分の首が絞まっていることに気づかずに、
    いや、気づいているのだろうに……
       ならば、何故?

 その魂よ、私はお前のために祈ろう。
  小さき者、お前の居場所に行きなさい。
   お前は命だったのだと、私は認める だから、
    静かに、眠りにつきなさい