キッズメッセージ

聖日の奉仕、子供たちにメッセージをする。前回よりは大分うまく内容を覚えてもらうことが出来たようだ。気は抜けないけど。

なんとなく、今朝の原稿(台本?)をアップしてみる……
まぁ、もし参考になる人がいるなら、参考にしてやってください。

『おはようございます。
先週のお話を覚えていますか?

 どんな話だった?
そう、神様が人を神様の形に造られて「地を従えよ」とお命じになられた話があったのでしたね。
 今日のお話はその続き、創世記の3章からのお話になります。

 みんなは、約束を破ったり、嘘をついたりしたことはありますか? 先生はあります。

でも、そんな時には、ここ(胸に手を当ててさして)が苦しくなります。
嘘はいけないことです。でも何がいけないんでしょう?

そんなことを考えながら聞いて下さい。

 昔……エデンの園にまだ人間が居た頃、エデンの園にはいろいろな果物をつけた木やさまざまな動物がいて、エデンの園の中央には「いのちの木」と「善悪の知識の木」がありました。このうち、どの木から人は取って食べても良いのですが、一つだけ「善悪の知識の木」からだけは、「取って食べたら、必ず死にます」。と神様に言われていたのです。
 ここはよく覚えていてください。この約束は人間が神様とした約束です。
他に、どんな実も食べることができるのですから、たった一つだけ食べちゃいけない物があるのは、そんなに難しいことじゃ無いですよね?

みんななら、守れるかな?

この時のエデンの園に居たのは、アダムさんという男の人と、エバさんという女の人でした。
この二人は夫婦で、二人は裸で過ごしていました。
エデンの園は暖かく、一組の夫婦しか居なかったので、このときはまだ裸でも恥ずかしいことは無かったのです。

そこに、蛇の格好をした悪魔ががまず最初にエバをそそのかします

蛇:「なぁ、神様は本当にどの木からも取って食べてはいけないって言ったのかい?」
 エバはこう答えます。
女:「いいえ、どれでも取って食べていいのよ」
そして、善悪の知識の木のことをさして

女:「でもあの真ん中にある善悪の知識の木の実はだめなのよ、触ってもだめ。食べて私達が死んでしまうといけないって、おっしゃられたわ」

あれ? エバさんの台詞、ちょっと変です。神様は「必ず死ぬ」って言ったのに、そうは言いませんでしたよ?
蛇はそれを聞いて今度は

蛇:「神様は、おまえたちがあの実を食べて、神様のような知恵を持つことを恐れているんだ、食べたって、死にはしないよ。お前たちがそれを食べたら、賢くなって、神様みたいになることを神様は知っているのさ。ほーら、美味しそうな実じゃないか、さぁ、まずおまえが食べてそれからアダムにもその実を食べさせやろうじゃないか」

そうして、エバは蛇にそそのかされて、その実を取っりました。
その実は、見た目もよくって、食べたら賢くなりそうだ、食べても良さそうだ……と、エバは自分勝手に思って食べました。そして、アダムにも勧めました。すると、アダムもエバに従って食べました。
アダムもエバも、このときまで裸でしたが、この実を食べて初めて自分たちが裸であることに気づきました。それで、イチジクの葉で腰を隠しました。

神様がそこに声を掛けます。
二人は、その声を聞いて恐れて木の陰に隠れました。約束を破ってしまったから神様に向かい合うのが怖くなってしまったのですね。

神:「あなたは、どこにいるのか?」
神様は問います。
アダムは
アダム:「私は園であなたの声を聞きました。それで私は裸なので、恐れて隠れました」
ちゃんと答えていません。
神:「だれがあなたに裸であることを教えたのか、あなたは食べてはならないと命じておいた木から食べたのか」
男:「あなたが私のそばに置かれたこの女が、あの木から私にとってくれたので、私は食べたのです」

アダムは、エバのせいにしてますね……

今度は神様はエバに聞かれます。
神:「あなたはいったいなんということをしたのか」
女:「蛇が私をまどわしたのです。それで私は食べたのです」

エバも蛇のせいにしてしまいます。
思い出してください。アダムは、そして、エバは誰と約束をしたのでしょう?
そう、神様ですよね?

なのに、この二人は、相手のことや、蛇のことを言ってばかりで、「私が悪かったです、ごめんなさい」とは言わなかったんですね?
 悪い事をして、謝らないこと、自分が悪いと認めないことは、神様がお嫌いになることです。

アダムが、神様ではなくエバの(そして、エバは蛇の)言うことの方を聞いて、神様の約束を破ったので、神様はアダムにこういいます。

神:「アダム、おまえが私ではなく妻の声に従って食べてはならないと私がおまえに命じた木の実をおまえが食べてしまったので、おまえは一生苦しんで、食べ物を得なければいけません。おまえはこれから一生、汗水たらして働かなければ、食べるものを手に入れることができません。そして、最後にはあなたは死んで土に帰ります。あなたは土から作られたのですから」

こうして、人間は必ず死ぬ存在になりました。

結局、ふたりはこのままエデンの園に居ることを許されずに、エデンの園から追い出されてしまいました。
神様はそれでも人のことを愛してくださったので、裸であったアダムとエバに皮の衣を作って着せてくださいました。

こうして、最初の人が、たった一つの神様との約束を破ってしまった上に、謝らなかったので、人間は、神様を自分ではまっすぐに見ることが出来なくなってしまい、そしてすぐに「嘘」をついたり、「自分のせいじゃないって言い訳」したり、
「約束を破ったり」するようになってしまいました。

少し、考えてもらうことがあるので、ちょっと注意して聞いてね。

アダムたちが追い出された後エデンの園はどうなったと思うかな? 無くなっちゃったカナ?
もし、まだあるんだとしたら、そこに、行くことはできるかな?
いのちの木というのが出てきたけど、誰も食べてないよね? あれは何のことだと思う?
すこし、分級の時間まで考えてみてください。

今日のお話で大事なことを二つおさらいします。

1、約束を、自分の都合で勝手に破るのは、悪いことです。特に神様との約束は大事です。
2、もしも、悪い事をしたら、言い訳をしないで、ちゃんと謝らないといけません。

暗証聖句:
「ひとりの人によって罪が世界に入り、罪によって死が入り、こうして死が全人類に広がった」 
ローマ人への手紙5:12』