キッズメッセージ

日曜日にまたキッズメッセージの当番だったので、下書原稿を載せておく。実際にはここからだいぶアドリブで追加され2割増し程度の分量となった。
「この方こそ、ご自分の民を罪から救ってくださる方です」 マタイ 1:21

 おはようございます。今日はもうアドベントも3週目です。ロウソクも3本になりました。みなさん、もうクリスマスの準備は出来ましたか?
 クリスマスの準備のためには何をするんでしたか?
 そうですね。心にイエス様をお迎えするための準備をするんでしたね?
 プレゼントをもらう準備だけじゃダメですよ? ちゃんと心の中に、自分勝手な思いが大きな顔をしていないかを注意深く探ってみましょう。

 さて、今日のお話に入る前に、先週のお話を覚えていますか? だれが出て来たかな?
 そう、イエス様のお母さんになるマリアさんとみ使いガブリエルが出て来たのでしたね?
 今日のお話は、マリアさんの許婚(いいなずけ)のヨセフさんです。
 許婚(いいなずけ)って判りますか? 別の言葉で言うと婚約者のことです。婚約者というくらいですからまだ結婚していません。

 その当時、結婚していない女の人が赤ちゃんを身ごもることは、石打ちにされて殺されてしまうほどの重い罪でした。
 でも、ヨセフさんは神様を正しく信じているよい人だったので、マリアさんが石打の刑に遭うのは嫌でした。
 そして、これは聖書には書いていないので「たぶん」ですけど、マリヤさんからは御使いガブリエルから教えられたことを聞いていたかも知れません。それで、色々とどうしていいか悩みながらいたヨセフでしたが、マリヤさんとおなかの子供をこっそりと逃がしてやろうと考えていたのです。そうやって石打の刑からマリヤさんをかばおうとしたんですね。
 
 さて、そんな時です。ヨセフさんの夢にみ使いが現われました。ガブリエルかどうかは聖書に書いて無いので判りません。
 み使いはこう言いました。
 「ダビデの子ヨセフ。恐れないであなたの妻マリヤを迎えなさい。その胎に宿っているものは聖霊によるのです。マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です。」

( これは、イエス様が産まれる700年程も前に聖書の中で預言されていることが実現するためにされたことで、その子はインマヌエル、これは、「神は私達とともにおられる」という意味ですが、 )

 ヨセフさんは、目が覚めて、このことを信じました。
 凄いことなんです、これは。先生なら、こんなふうにすぐに信じることが出来たかどうか判りません。でも、ヨセフさんには出来たんですね。
 ヨセフさんは、このみ告げを聞いて
 「あぁ、マリヤは神様の子供を生むのだ」と信じることが出来たので、そのあとすぐ、マリヤさんと結婚をしました。そして、マリヤさんが赤ちゃんを産むまで……もちろん産んでからもですけど、マリヤさんを大切にしたのでした。
 そうそう、最後に御使いに「イエスと名づけなさい」と言われていましたが、この「イエス」というお名前は「主は救い」と云う意味をもつお名前で、本当にイエス様のなさったことを考えたら、ぴったりのお名前ですね。
 それでは、クリスマスまでのあと1週間ちょっとを、大事に待ち望みましょう。それでは、暗証聖句です。