つれづれに

つれづれなるままに ひぐらし携帯にむかひて 心にうつりゆくよしなしごとを かきつくれば あやしうこそ ものぐるほしけれ。
まぁ、実際、妙な気はします。
携帯の(って、Willcomだけど)小さな画面にぺちぺち文章を作ってメールにするだけで、日記の更新が出来るわけですから、硯に向かって墨を擦りつつ文章を書いていた時代からは、想像も出来ない世界でしょう。

便利なのか、怖いことなのか、考えてしまうことがあります。

仮に今、私たちが平安の世と同程度の文化水準に放り込まれたら、どうやって生き延びられますかねぇ?


いま、自分達の力だ、知識だと思っているものの土台に関して、実際どれだけ知っているのかというと、私たちは呆れるほどの無知であることに気付かされます。

付いて行く基準を見失ってころげ落ちないようにと、ふとそんなことを考えた帰宅の地下鉄の中。