為政者たちへの願い

少し前に、投票の戦略について雑文( d:id:kyrina:20070130 )を書いた。

そのときに書き添えるのを忘れたことについて書こうと思う。

一番脂の乗った政治家と言うと、世代的には団塊の世代と言われる、民間では定年を迎えようとする世代たとおもう。

この世代、かつての「日米安保理条約」に反対しての学生闘争の世代だが、当時の世情はまさに理想に燃える若者と流れに流される(敗戦に疲れた)大人との、互いに論旨が噛み合わない戦いであったように思える。

さぞはがゆい思いをしただろうと思う。

理想が理屈ではなく、何か得体の知れぬ魔物に押し潰され、意思と異なるものへの服従を余儀なくされ、個人ではなく世代として屈辱を覚えたであろう世代だ。

為政者達に願う、悔しさの再生産はしないでほしい。
なぜ、今戦争を起こしたがる法整備を行っているのか。

かつて、「大人の論理」に怒りを覚え、『「いちご白書」をもう一度』を諦めとともに歌ったのは、多くの反戦歌に賛同したのはあなた達では無かったのか?

今、民意を形成させないように巧妙に何かの支度をしているその背景を、隠さず語って欲しい。

選挙・投票の話に戻ろう。


無効票は、白票は意思なのである、これを一番知っているのも為政者だろう。
しかし、与党、及び最大の野党は揃って、国民投票法案( d:id:kyrina:20070118:p2 を参照) に於いて、「過半数」を投票総数ではなく、有効票総数に対しての数として考えている。

民意を汲むことをしない為政者は、その自らの存在根拠たるである議会制民主主義を否定するものだと思うのだがどうだろう?

今一度、自らの良心と理性にてらして考え直して欲しい。

諦めるのには、まだ早いでしょう?

追記:
上記日記は携帯から書いたのだが、帰宅して水谷潔師のブログみると、やはり団塊の世代の話題が……


♪髪の毛が薄いとゆるされないなら〜戦争をさせないオヤジたち | 命と性の日記〜日々是命、日々是性


名前はちゃんと覚えています、是非、戦争をさせないオヤジたちであって欲しいと本当に願います。>為政者の方々