選挙の結果

昨日の参議院議員選挙の結果、参議院に於いて、民主党が第一党に躍進し、与党が後退した。

その勝利の気分に盛り上がっているところを申し訳無い気もするのだが、釘刺しをしておこう。

今回の選挙は民主党が勝ったわけではなく、単に与党が敗北したに過ぎない。


「この勢いで衆議院を解散に持ち込み、政権を奪取」


と考えているなら、それには私は躊躇する。民主党の単独政権はそれはそれで、突っ走りそうに見えるからだ。


つまり、人権保護法案の民主党案が了承されたわけでも、改憲手続きが民主党主導なら、交戦権を認めるものにして良いと了解されたわけでも、外国人参政権に関する民主党の主張が認められたのでもなく、現政権を担う与党が負けたのだと理解して欲しいと言うことだ。

一度政権与党になりながら、自民と連立した党は、名前を変えた後でも、十分な信頼を回復していない。

他の政党は、まだ十分な政権担当能力には遠いと見なされており、それ故の妥協込みの支持が相当数あるだろうと。信じる。


私は、今回の比例区では、政党名ではなく、ツルネンマルテイ氏に期日前投票で入れさせてもらった。*1


6年前の選挙では、大橋巨泉氏に入れたはずだ。期待して。


しかし、途中で辞職してしまい、大いに憤慨した記憶がある。


その時にくりあがり当選したのがツルネン氏。


最初は「どこの芸人だろう?」と思ったものですが(失礼)、フィンランド生まれで、宣教師として来日し、昭和54年に帰化したらしい。


今回の選挙で2期目の当選。
よく知っているわけではないし、情報だってWebから得たものだけだ、なので、期待というには淡いけれども、それでも、一票を投じた相手だ、今後の6年間、良く見て、応援するべきところは応援し、批判すべきところは批判する。そんな目で、見て行きたい。

*1:選挙結果が出た後なので、もう書いても良いだろう。