バッシングする世界

最近、報道まわりから寛容を感じることが少ない。

失言は誰にだってあるし、そう思えば過剰な責任追及は、それをする者が如何なる資格の元にそれを行っているのかと云うことに考えを馳せなければならない。

「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」

ヨハネ福音書 8章7節


そんな人は居なかったのだけど、現在なら居るとでも言うのだろうか?


失言といえば、今の天皇も、うっかり以前失言してしまったのを報道されてしまったことがありましたね。

国旗・国歌を全国の全ての学校で掲揚、斉唱させる事が自分の役割だと陛下に申し上げた方に対し。

「無理強いするのは良くないと思う」

と言ってしまったのでしたね。


これ、たぶん憲法違反に当たるので、報道機関は伏せる義務があると思うのですが、意気揚々とすっぱ抜いてしまいました。

まぁ、日本の報道機関が天皇をバッシングする事はほぼありえませんから、報道されてすらスルーなのでしょうけど。

天皇が意思をもって『政治的な発言』をしてしまえば、政党政治の根幹が揺らぐので、憲法で自由意思による発言を、明示的ではないにせよが禁止されていると言うことは、どれくらいの人が認識しているのでせう?)


これにくらべれば、最近の渦中の人などかわいいものじゃないですか。

赦してやれよ。