ナルニアを読んで
昨夜(d:id:kyrina:20080724)読了したナルニア国物語に関連しての思考(感想とも違う)
物語は第二次世界大戦下のイギリスではじまる。
疎開先の屋敷かくれんぼをしていた四人兄弟の末娘が大きな衣装箪笥に入ると、そこは白銀眩い別世界……
子どもの頃に、この本を読みたかったなあ。
私にとっては、別世界への扉は屋根裏の物置の更に奥にあった。
いまなら、そんなところは壁の外になってしまうと良く理解しているので考えもしないのだが、当時の私にとっては、その先は広大な空間を伴う秘密基地だった。
夢の中では何度も出入りしたのに、意識して行こうとしても行けた試しが無いのは、あれはやはり夢だったからなのだろう。
多分、人に言う機会は今までなかった。
作中で次男坊のエドマンドが魔女にたぶらかされるお菓子、(映画では「ターキッシュディライト」、翻訳では「プリン」恐らく、あまり馴染みの無いお菓子の名前を挙げても仕方ないとの配慮と思われる)
依然映画が上映しているころに、このターキッシュディライトを教会にお土産にもってきた人がいて、
『これが魂を売るほど旨い菓子?』
と首をかしげたことも。まあ、ふつうには美味しいお菓子だったけどね。
作品そのものへの感想は、全巻読了したときにでも……