新政権への期待

先ほど(d:id:kyrina:20090831:p1) の続き。


民主党が掲げている政策や、それ以外にも望むことを、政権が発足する前に書いておきたいと思う。

  • 高速道路の無料化

個別の公約としては、高速道路の無料化に恒久的な構造の変化が起きることを期待する。

本来高速道路の通行料金は建設費用を回収するまでの期間だけ暫定的に徴収するものに過ぎない。


しかし、実際には回収は進まず、むしろ赤字が膨らんでいく。利用者が増えないのだから当たり前だ。


現政権が選択した高速料金に上限を設ける方式は、(家計には優しいが)解決策とならない。


人々が利用したい付加価値の高い日時のみを低価格化したということは、結果的に道路建設の需要を心理の底に印象付ける悪質な情報操作であり、族議員にとっては叶ったりといったところであったことは想像に難くない。

何しろ、どれだけ車が走ろうが(目的地以外の)沿線に経済的恩恵をもたらさず、サービスエリア等の道路施設内で『顧客』を独占出来るからだ。


サービスエリアに競争や淘汰圧は少ない。


しかし、これが変わる。


サービスエリアに競争相手が出来る。

最寄りのインターチェンジ周辺のすべての店舗がそれだ。


途中下車が出来ないのが従来の料金体系の問題であり、囲い込みと利権の温床だったのだから。


ファミリー企業と料金所の人件費の削減及び、道路特定財源の一般化を阻止し、予算消化のためのムダな工事を控えれば、高速道路の維持費は可能とする試算もある。


だから、大いに期待する。



総論として賛成する。但し、支援のうち、授業料や給食費などの施設に納付されるべき性質のものは、家庭に現金の形で通さず、各納付先に直接国または代理機関から支給されるように配慮は必要だろう。

  • 温暖化ガスの削減目標について


実質的に日本の家庭だけが負担を強いられている温暖化対策は一度見直すべき。特にNHKの虚偽報道で形成させた世論は、一度正常化を目指して、ゼロベースから議論し、過程を公開すべき。


関連してリサイクル事業に群がる既得権益にメスを入れるべき。大量消費を促進して『エコ』とは今年限りにしてください。ペットボトルを再生しないで焼却するなら、そもそも分別させてはいけません。

  • 新薬承認プロセスの見直し


多分、マニフェストに無いから方策は固まっていないと思いますが、万能型インフルエンザワクチンを急ぎの課題として、多数見直されるべき課題として挙げられます。

日本が国際市場から外れないように、障壁は(安全性を確保出来る範囲で)低くするべきです。