パンデミックに備えて
さて、パンデミック中のインフルエンザを使って、政府は鳥インフルエンザのパンデミックが起きた際の検討をしているかと思うが、次が来るまでには体制をなんとか早急にたてあげられるように良く検討して欲しいモノである。
今回幸いなのは、高齢者には何故か免疫があるらしいことと弱毒性であったことにつきると思う。
春の最初の流行の時点で、水際対策を色々行ったが、あの手法では防ぎきる事が出来ないことが明らかになった訳で、新たな対策をたてる必要がある。
その頃の報道で、毎年の変化する末端のタンパクではなく、もっとインフルエンザウイルスのコアになるタンパクをターゲットに抗体を作る万能型のインフルエンザワクチンのニュースがあった筈だが、続報はどうなったのだろう?
理屈では、従来型と新型の両方に効く筈だし、どこまでが共通なのかは分からないが、強毒性と目される鳥インフルエンザにも共通のタンパクなら、ワクチン接種で相当数の潜在的感染経路を無力化できるはずだ。
そのような画期的なワクチンに続報が沸かないのは、
- 新薬承認のハードルの高さ
- 既存ワクチンの流通に絡む利権
- マスコミの不勉強
- 実は誤報だった
どの辺りが真実なのだろう?
全部作ろうにも、ワクチンに必要な有精卵には限りがある。全部は作れないのだ。
今回のインフルエンザでは一番日本の経済を支えている一般のサラリーマンは来年の早春にしかワクチンを接種出来ない。
順番からいって最後になるのはしょうがない、もっと急ぐべき人がいるのだから。
だから、充分量を如何に確保するかも担保しておく必要があるわけだ。
準備、進んでいます……よね? > 厚生労働省関係者と政府