あおるな!! マスコミ。

私は、もうかれこれ4年ほど、テレビのアンテナをつないでいない。テレビを点けると、その前に釘付けになってしまい、やりたいことができなくなったり、だらだらと見る気もないものを見続けてしまうことが別っているからだ。(まぁ、じゃぁ、パソコンの前にいるのはどうなのかというのは……本題じゃないのでおいておく)

しかし、そんな私にも見えてくるくらい、昨今の自殺関連報道は、『流行』に思わせるような論調で行われていると思う。「ここにも○○の被害者が!!」的な報道は、もう要らないのだ。

大衆のための報道と言いながら、プライバシーを剥ぎ取り、思考を奪い去り、骨抜きにしていくのだ。
国民がそう望んでしまった……そういう一面は確かにあるだろう。しかし、それだけとも思えない。

まぁ、芸能界と政界のゴシップは、まぁ、譲るとしても、人の生死にかかわる問題を、加速を煽るような、(頼まれてもいないのに)予想することで、誘導するような報道は、謹んでもらいたい。

はじめに書いたように、私は自宅ではアンテナをつないでいないゆえにテレビを見ていない。
その私が、言うというのは、街を歩いているときにごくごく断片的に見聞きする報道で、十分にその傾向が見えるからなのだ。

個別の自殺を逐一、全国に報道する必要は、ないのだ。
それらを論じている場を報道すれば、それで十分ではないか。

頼むから、煽るな。

関連: d:id:kyrina:20061114:p1