ウィクリフ異文化宣教セミナー2日目

朝、ラジオ体操からスタート

 食事後は、音声学(S先生)
 音声学の中でも調音音声学というものを(一時間強)学んだ。
 発声の要素は大きく6個に分かれ、

  1. .空気の流れを起こす器官(肺、咽頭、口腔)
  2. .空気の流れの向き(流入、流出)
  3. .声帯(有声、無声)
  4. .空気がどこから出ていくか(口、鼻)
  5. .空気の流れに対する抵抗の度合い(破裂音、摩擦音、共鳴音)
  6. .調音器官(舌、歯、歯茎、口蓋、口腔、唇)

であり、(日本語は、最初の二つが肺・流出で、welaと表記される音しかない)これらの組み合わせで音が成っており、子音約30、母音約20、合計600ほどの発音が存在すること、どのような発音が、どのような上記の組み合わせで作られ、どの音同士が(一見そうは思わなくても)にた発音なのかを学べた。

次は、T先生による文法の講義。
アイヌ語を短い時間ではあるが学んだ。

驚くことに、有声音がアイヌ語に無いこと、その樺太方言では更に破裂音もなくなり、代わりに[h]音に変化すること、などを学べた。

人と人との交流では共通の理解し得る部分があるからこそ、互いに言語が翻訳可能なのだと知った。

昼食で交わった後は、ジャーニー(宣教疑似体験)の時間。
招命、牧師との相談、宣教会での取り扱い、母教会での支え(献金、祈り)、異文化宣教の学び(神学校)、パスポート取得、ビザ申請、航空券購入、派遣式、飛行機、入国審査、現地での対話による語彙収集などを通じて、午後の部を分かちあった。

夕食後は、ざっくばらんに、質問タイム。
様々なことを根ほり葉ほり現地での宣教体験から答えてもらうべく、質問を参加者五人で重ねた。

いろいろと深い分かち合い、また、宣教師それ自体ではなくともできる働きについても学んだ。

明日で終わりだなんてもったいない!! もっといっぱい学びたいのに!!