青空文庫

たまに、ここから色々と拾ってきては、読むのだが、今回は読んでいて

『本来こうあるべきものなんだよな、少なくとも、当時の日本は、政府の側がこう言うことを言ったのだよな』
と考えさせられた。

あたらしい憲法のはなし


憲法が規定されたさいに、小学校(まだ尋常学校か?)の児童を対象として書かれたもののようである。

一部は小中学時代に教科書か資料集などで読んだ記憶があるが、全文は読んだことがなかった。

「国際平和主義」、良い言葉だ。
「戦争の放棄」という章にかかれた力強い言葉を見てほしい

そこで今度の憲法では、日本の国が、けっして二度と戦争をしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたないということです。これからさき日本には、陸軍も海軍も空軍もないのです。これを戦力の放棄と言います*1

「あの頃とは時代が違う」
「そんな悠長な事を言っていられる情勢ではない」

という声はあるだろうし、私もそれ事態に否はない。


が、現状が基本理念から大きく逸脱いた状態だと認識はしているだろうか?


参政権については、国民は選挙を棄権してはならないとも書かれている。他人事ではないのだから当たり前の事だ。


だが、無関心からか、投票率は低くあり続け、結果自分達の首が締まっていく。


投票の棄権は、基本的には生存権の放棄に繋がると思っているので、政治家に文句を言うだけではなく、問題のある政党の候補はきっちりと落として議会に入れさせない事が大事なのだろう。
日本の議会は政党政治であり、これについてもよく仕組みが書かれている。

是非一読あれ!

そして、見つめ直して考えよう。これからの事を。

*1:原文は旧字が用いられているが、入力の都合で新字体に変更した。正しくはリンク先にて確認されたし