不思議

ボタンの掛け違いと言う言葉がある。
一つずれただけで、全体が最後まで狂って行き続ける………

掛け違ったボタンが、途中でもう一度掛け違ったら、元に戻るだろうか?

必ず戻るとは言わない。

が、そういうこともあるのだろう。

際限の無いドミノ倒しでも良い。

因果なんて書くと、仏教用語だけど、「第一原因」と言うと、古いキリスト教用語で、ニュートン力学の延長線上にある、原因と結果を繰り返し繰り返し遡っていった、最初の最初の原因、別名を「神の一押し」

単純に言うなら、これは今では誤りとされているのだけど、(古典力学ニュートン力学的な世界ではないことが判っているので、そういう意味では「第一原因」は要らない)でも、改めて考えると、やはりそれでも初めの一押しがあると信じられるわけで。

その流れの中で、私は今ここに居る。
さまざまな原因と結果、その、これまでとこれから。

最良、最善と思えることが違うことも多く、でも、やはり、人はその時与えられる選択肢の中から、最善を(いのりつつ)選び取っていくしかない。(あえて選ばずに「待つ」というのも、やはり一つの選択)

掛け違ったボタン、どこかで戻せるなら、戻してあげたいし、戻したい。
掛け違う前に、気付くなら、なお幸せだ。

そんなことを考えた、今日という日。感謝。